真空管ラジオをとことん楽しむ?
ラジオ番組を聞くだけでしょ!
いえいえ、本来の目的以上に楽しむのです。
アンティーク オブジェとして飾っているだけではもったいない!
DSPラジオをつないで聴く→音が真空管ラジオサウンドに
スマホを飛ばして聞く→iPhone所有者は必見!
Bluetoothで飛ばして聴く→iPhone所有者は必見!
AMトランスミッターで電波をとばして聞く→AM民間放送が終了します。まさにアンティーク オブジェの助っ人!
ギターアンプの演奏を聴く→まだ試してません。実践しましたら記事としてご紹介。
「サンヨーSS-48」?
2020年現在、私はすべての箱入りラジオを手放しました。残ったのが、この「サンヨーSS-48」だけだからです。選択の余地なし…
そして、木製キャビネットに収まっていることこそ大事なのです。オーディオ用のスピーカエンクロージャー(ボックス)のように使うのです。
目次
木製キャビネットの真空管ラジオを楽しむ 3つのポイント
ポイント
1. AMトランスミッターで飛ばした電波を受信する
2.PU端子につないで、モノラルアンプとして使う
3.スピーカーに直付けして、外付けスピーカーボックスとして使う
ラジオの基本構成は、ラジオチューナー+アンプ+スピーカー
これをどう利用するかで3つに分けてみました。
ポイント1.普通に放送局をアンテナで受信する! さらに【AMトランスミッターで飛ばした電波を受信する
あたりまえです。ラジオなんですから。
自作AMトランスミッター(なぜスピーカー?)です。パネルをつけてから記事として紹介します。
a.スマホの音楽や聴いたり、radikoアプリやらじる⭐︎らじるアプリなどラジオ番組を聞く。
聞き逃し番組も聞けますね。
私のiPhoneのアプリです。
探せば昭和20年〜30年代のアーカイブ番組も見つかります。まさにタイムスリップ!
近い将来AM放送は終了しますから、この手があります。
SS-48は音質ボリュームがついていますから、低音…というよりこもった感じの低音で聞くと、もとのDSPラジオとは思えない真空管ラジオらしい音っぽく聞けます。音質に関しては好みもあるでしょうけど。
音量調節は接続機器側で
音質ボリュームが映っています。電源スイッチ付きですが、音量調節はできません。
SS-48の3つあるダイヤルのうち中央が音量調節です。スイッチ付きでON(6D6カソードがON)にすると、ラジオ放送受信(高周波回路が稼働)になります。
PU接続の場合は、一番左のダイヤルだけ使用します。音量調節は外部機器で行います。
SS-48に乗っている 怪しげな物体が、自作DSPラジオです。
自作DSPラジオ
真ん中のジャックがPUへ。右にジャックは3VのAVアダプター。この自作DSPラジオの記事はこちらでご覧ください。
ラジオ底板に貼ってある回路図(当時ものではないです)
トーンコントロール回路は、当時のラジオで一般的に使われたCR型の簡単なもの(0.05μFとボリュームのみ)、パワー管UZ42 とアウトプットトランスの間にの部分
ポイント2.PU端子につないで、モノラルアンプとして使う
プラグの外部機器接続側は、ステレオプラグです。
今時の外部接続機器(スマホ、iPod、Bluetooth受信機、オーディオ機器、ポケットラジオなど)はステレオジヤックだからです。
モノラルプラグだとR、Lの片方しか音声が入ってきません。
このケーブルタイプは、ステレオ→モノラル変換を単に左右直結しただけです。抵抗入りのものもあります。
こちらも受信してステレオジャックから出力しています。
iPhoneは7以降イヤホーンジャックが廃止されました。イヤホーンマイクもBluetooth専用ワイヤレスです。 なのでBluetooth受信機は便利です。
トランスミッターがワイヤレスで、スマホもワイヤレスとは…なんともなんとも変なことに…
シンプルなシングルの42モノラルアンプです。プリ管 6Z-DH3A で電圧増幅され、パワー管 UZ-42 で電力増幅でされます。
ポイント3.スピーカーに直付けして、外付けスピーカーボックスとして使う
先ほどのAMトランスミッター(スピーカー付き)につないだところです。つなぐとトランスミッターのスピーカーは切れます。
Bluetooth受信機(青く光ったもの)で受信したスマホなどをAMトランスミッター...実は...モノラルアンプ(6ZP1)でもあるのです!
(後日 このトランスミッタ兼アンプの記事を発信します。乞うご期待!)
スマホなどの音源をこのモノラルアンプを通してSS-48のダイナミックスピーカーと繋がります。
外付けスピーカーというわけです。
まとめ
なぜこんなことを考えたかといいますと、すべては日本のAM放送が廃止されることにつきます。(NHKや一部の地方放送は発表していまえんが)サンヨーSS-48はじめ、さらにSS-148 たくさんの戦前戦後のラジオ、トランジスタラジオ、自作真空管ラジオ、AM変調MWは、本来のラジオとしての目的を終えることになります。まさに「飾りもの」としてなってしまうでしょう。
そこで3つのポイントで利用方法をご紹介しました。
その中でも、本来の真空管ラジオ受信機として楽しむなら、AMトランスミッターで電波を飛ばし受信するのが一番でしょうね。
真空管ラジオ(トランジスタラジオも)は、ラジオチューナー+アンプ+スピーカーという構成をすべて使っています。
残念ながら、AMトランスミッターは、販売されていません。自作するしかないです。
ヤフオクなどを探していると「ラジオ少年」のキットを製作した完成品が出品されていることがあります。その他根気よく・・・ですね。